相手のバトルポケモンに付いているエネルギーをベンチポケモンに付け替えることにより、
相手のワザを妨害できるポケモンっていますよね。
有名なのはDPtの《エテボースG(Pt2)》やLEGENDの《ムチュール(L1)》あたりでしょうか。

BWシリーズでも、《ダイノーズ(BW5)》(じりょくせん)と《ワルビアル(BW8)》(ピストンヘッド)
といったポケモンがエネルギーをベンチポケモンに付け替えるワザを持っています。
今のプラズマ環境なら、《ボルトロスEX(BW8)》や《キュレム(BW8)》に付いている
《ブレンドエネルギー 水雷闘鋼》を、ベンチの《デオキシスEX(BW8)》に付け替える・・・
なんて芸当も可能です。

ところで、《エテボースG(Pt2)》のテールコードや《ムチュール(L1)》のおふざけと違い、
《ダイノーズ(BW5)》のじりょくせんや《ワルビアル(BW8)》のピストンヘッドは
エネルギーを相手のベンチポケモンに付け替える効果だけでなく、
相手にダメージを与えることもできるといった違いがあります。

・・・ここまでは知っている方も多いと思いますが、では、
「じりょくせん」と「ピストンヘッド」はワザの効果が違う
ことはご存知でしょうか。
「知っていて当然」「そんなことも知らなかったのか」と言われたら
返す言葉もないですが、私はつい最近まで知りませんでした。

では、「じりょくせん」と「ピストンヘッド」の効果を比較してみましょう。

無無 じりょくせん  30
のぞむなら、相手のバトルポケモンについているエネルギーを1個選び、
ベンチポケモンにつけ替えてよい。

悪 ピストンヘッド 30
相手のバトルポケモンについているエネルギーを1個選び、
ベンチポケモンにつけ替える。

つまり、
「じりょくせん」は、任意で相手のバトルポケモンについているエネルギーを
「つけ替えなくてもよい」のですが、
「ピストンヘッド」は、(相手のベンチにポケモンがいる場合は)必ず
相手のバトルポケモンについているエネルギーを「つけ替えなければならない」と
いう大きな違いがあります。

ここで問題となるのが、「ピストンヘッド」で相手のバトルポケモンを
きぜつさせた場合です。

ワザの処理の順番は大まかに書くと
1.ワザのダメージ → 2.ワザの効果 → 3.きぜつの判定 となるため、
「相手のベンチにポケモン」がいる状況で、「ピストンヘッド」を使って
「エネルギー付きのバトルポケモン」をきぜつさせた場合は、きぜつの前に

相手のベンチポケモンに相手のバトルポケモンのエネルギーを
1個つけ替えなければならない

ということになります。

「何を今更」と思われる方もいるかもしれませんが、この事実を確認した時は
正直驚きました。
一部の例外を除いて、きぜつ前にエネルギーをつけ替えることは
不利に働くケースが圧倒的に多いので、効果が任意でないことが
完全にアダとなっています。

《ワルビアル(BW8)》でエネルギー付きのポケモンをきぜつさせる場合は、
「ピストンヘッド」ではなくて、「ぶちかます」を使いましょう。

なお余談ですが、「じりょくせん」の効果は任意ですので、
「じりょくせん」でエネルギー付きのポケモンをきぜつさせる場合は、
そのままエネルギーをポケモンごとトラッシュすることも、
相手のベンチポケモンにつけ替えることもできます。
ベンチに《デオキシスEX(BW8)》がいる場合など、状況によって
効果を使い分けてみるのも面白いかもしれませんね。

コメント

JF
2013年2月7日21:36

なるほど、勉強になりました。
ピストンヘッドは使ってみたかったのでプレイングの際に注意します!

トラース
2013年2月9日2:40

>JF様

はじめまして。コメントありがとうございます。
ピストンヘッドは相手をきぜつさせない限りは効果が強力ですが、
最後の詰めを誤らないように気を付けたいところですね。

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